渉

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版の渉のレビュー・感想・評価

4.9
あのハーヴェイ・カイテルの生々しい裸体をスクリーンで喰らえるなんて!てなわけで、しかとその目に焼き付けてきた。基本的にはどうしようもなさ過ぎてもはや笑えてくるダメさをここまで人間臭く体現してみせるカイテルはやはり貴重な存在。スコセッシの諸作(とくに『ドアをノックするのは誰?』)を想起させるところもあるけれど本作のヨゴレっぷりは圧巻。たぶん次観たら泣くと思う。
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