渉

正義の行方の渉のレビュー・感想・評価

正義の行方(2024年製作の映画)
4.4
執拗にインサートされる森と三叉路の空撮が30年に渡る深く暗い迷宮と運命の分岐を象徴していて見ているこっちも呑み込まれそうになる。同じく何度もインサートされる「正義」の女神像もまた然りで、常に映像に不穏さが滲んでいる。真実ではなく正義の行方をテーマに選んだ作り手のストイックさがビンビン伝わるので揺さぶられっぱなしの160分。
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