このレビューはネタバレを含みます
期待してた程のものではなかったかなというのが正直なところ。
序盤は何が起こっているのかわからなすぎて(いきなり人力車乗って帰るとか)、とんでもないB級映画を観に来てしまったんじゃないかと思って後悔したが、それは後半になるにつれて解消される。
本物のじゅんが両想いになっても消えなかったあたりから、消えるという事象は何かのメタファーであり、どのじゅんも同一人物ではないことを確信し、何のメタファーなんだろうと考えながら観ていた。このまま正解を提示せずに観客にその解釈を丸々委ねてくることを予想していたが、あっさりと正解を提示されて少し拍子抜け。(流石に丸投げは攻めてるなとは思うけど)
正解がそこまでしっくりこなかったのは付き合ってない人も含まれていたり、前田敦子が消えた理由にあまり納得できなかったからだろうな。(個人的な読みは、運命の人と思った人=好きになった人=じゅんで、やっぱり運命の人じゃなかった人は消えちゃう=別れちゃうけど、本当の運命の人は記憶障害持ちで切ないみたいな感じかと、、、)
ただ最後が赤い家の前で笑い合うシーンで終わるのはよかった。あと挿入歌や主題歌は好き。
