もしいま、18歳のころの自分に向かって何かを言うとしたら、自分は何と言うだろうか。ずっとそんなことを考えながら見ていた。
もし18歳の自分に言うとしたら、こんなことだろうか。
・面倒くさくても毎日10分でいいから復習はしろ。お前は過去２年間テスト前にあまりの試験範囲の広さに呆然として、そして諦めてきて、痛い目を見てるだろう？もっと大変なことになるぞ。
・必死に勉強はするな。適当でいい。むしろもっと遊べ。交友関係を広げろ。誘いには積極的に応じろ。
・大学の進路は何でもいいぞ。お前には何にでもなれる器用さがある。
・大学で、お前は堕落の道を歩むことになる。そしてそれを改めるかどうかを分ける岐路に立たされる。きちんと向き合え。そうしないと、お前の未来はつまらないものになるぞ。
さて、チャドとの最後の再会のシーンにはぐっと来るものがあった。それにしてもなぜチャドには彼女が見えていたんだろうか?
そしてエリオットの性的指向が変わりそうな描写があるけれど、あれは何を意味していたんだろうか? 「新たな自分に気づけた」ってことを明示的に表現するため? 結構デリケートな話題を扱うことで、逆に心配になってしまった。そしてどうにもあのくだりだけがしっくりこなかった。
全体的にとてもよくできていて、楽しめた。
