秋のホラー2本立て2本目。
「SAW X」のレビューが遅れて必然的にこれも遅れてしまいました。
"パミョ"なんてこの映画がなければ一生発音することが無いであろう言葉。検索してもこれしか出てこないから間違えようがない😆
あんこさんは"ばにゅぱにゅー"だからねw
後継ぎの男に次々と不幸が降りかかる大金持ち。先祖の墓が原因かもと巫堂(ムーダン)に破墓を依頼するが、掘り出したのはとんでもないものだった!
先日の「憑依」でもそうだったが、韓国の祈祷行為はエンターテイメントしていて、毎回楽しい。
風水師のチェ・ミンシクとユ・ヘジンも加わって先祖の棺を掘り出したが、突然の雨で火葬が出来ず一時保管する。ところが、保管所の責任者が金に目がくらんで開けちゃ駄目と言われていた棺を開けてしまい中から悪霊が飛び出し、犠牲者が出てしまう。
犠牲者といっても多分死んだかもしれないくらいの描き方だったので、この辺は消化不良でした。
で、この悪霊を鎮めて一件落着かと思いきや…
ここからちょっとネタバレ
チェ・ミンシクが違和感を覚えて再度墓に向かうと、そこで縦埋葬の巨大な棺を見付けてしまい、そこからさらなる展開が待ってます。
この辺から段々日本語が増えていき(冒頭の旅客機内での日本語の会話がここで活きてきます)、どうやら埋まっていたのは"日本の鬼"だということが分かってきます。
観る人によっては"突然出てくる反日感情!"、"なんだこれは、反日映画か?"と過剰に反応しそうなストーリー展開。私も"おやおや?"と思っていましたが、後々調べるとどうやら根も葉もない都市伝説(戦時中に日本軍が朝鮮半島の風水を乱す為に鉄杭を打ち込んでいたという陰謀論)を題材にしてるそうで、背景を知ってしまえば笑えるもので、まあ目くじら立てるほどのものではないわね😅
前半も結構派手でしたが、さらにパワーアップ。出てくる鬼が3メートルくらいあったり、火の玉になって上空をグルグル回ったりの大活躍でした。
対するチェ・ミンシクが風水の知恵でなんとか対抗してやっとの事で退治して終わり。
ちょっと長いけど、呪術や祈祷がエンターテイメントとして物語を盛り上げてくれるのでわりとサクッと観られました。