土平木艮

ブルーイマジンの土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

ブルーイマジン(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

●スルーしようか?と思ってたヤツ。観て良かった。

●『芸能界での性被害』をメインに取り上げた作品。

●でも、それだけじゃなくて、他のパターンの性被害も取り上げられてる。チョットだけ散漫になってる印象もあるけど、ある一面からだけの切り口・取り上げ方じゃなかったのが、個人的には良かった気がする。

●加害者の言動以外にも、『それ言っちゃダメ、やっちゃダメ』なパターンが色々と出て来る。

●でも、主人公(女性)が『男性のセクハラ被害者』に向かって、『男の人はいいよね』なんて言ってしまうという、『女性だけが被害者とは限らない』って要素も盛り込んでるのが、公平で新鮮な感じだった。

●色々な視点が盛り込まれてるので、色々と考えながら観るコトになる作品。

●『映画の完成記者会見に、記者以外の人間がどうやって入れたのか?』とか、チョット不思議なトコロはあった。でも、そんな細かいトコロは問題にしなくても良い作品だと思う。

●記者会見の司会者(女性)が、当初は『古い価値観を持った男側』寄りの立ち位置かと思わせてたけど、いざ被害者が質問し始めたら『被害者の立場に寄った進行をする』トコロが、なんかカッコよかった。

●男として、『地雷原をそろそろと進む』感覚を覚えながら観てた。セクハラに関して『言っちゃダメ、やっちゃダメ』なコトを改めて確認出来て、『意識のアップデートは常に行わないと』と思わせてもらえた作品。
土平木艮

土平木艮