ミシンそば

劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版のミシンそばのレビュー・感想・評価

4.4
84年版の、ホームズや各キャラの声優やキャラ名等が微妙に違うパイロット版2話と、テレビ放送から切り抜かれた86年版の2話を抱き合わせたリマスター版(スコアは平均点)。

「青い紅玉の巻」が4.1点
「海底の財宝の巻」が4.0点
「ミセス・ハドソン人質事件の巻」が4.4点
「ドーバー海峡の大空中戦!の巻」が5.0点

結構昔にBSで再放送してた時期に結構面白くて観てたが、86年版の収録作は俗に神回とでも言うべき完成度の高さの二話。
特に「ドーバー海峡の大空中戦」はスコア5で文句ない。

結婚後一月もしないうちに事故死した夫のトラウマが励起して、墜落した飛行機に対して超適切な対応ができるようになるなど、一時的に最強キャラになったハドソンさんのキャラはむっちゃ好きだし、ひとつ前の「ミセス・ハドソン人質事件」で結構いい感じに終わったモリアーティ一味らとハドソンさんの関係を全部キレイにぶち壊すところも笑える(そして、そのぶち壊された人質事件回もまた神回である)。

84年版はテレビ版も同じエピソードがあるみたいだが、広川太一郎さんとは全く演技が違う柴田侊彦さんのクールなタフガイ的な、敬語をほぼ使わないホームズもなかなか新鮮(あと、何より、最初の「青い紅玉」でハドソンさんが割とマジでハドソンさんしてたのも新鮮)だった。
(キャラ名ハドソンさんじゃなかったけど)。