火星

Abigail(原題)の火星のレビュー・感想・評価

Abigail(原題)(2024年製作の映画)
4.1
この12歳の少女アビゲイルを演じたアリーシャウィアーという女の子はとても演技が上手で、顔でいろんな感情を表現するのだが、少女のときの顔と、吸血鬼になったときの顔、人を憎しみの目で見る顔と、全く違うのがよくわかった。
この女の子、すごく強くて、この子はバレエを習っているんだけど、この誘拐犯たちを襲うときも、バレエの格好をして、ジャンプするわ、乗っかって首を絞めるわ、でも時々ふっとばされてたり、かなり活発に、身軽に飛び回っていて、それが躍動感になっていた。

あとこの少女、とても言葉遣いがうまくて、大人たちを巧みに操って、仲間割れさせて結束を揺るがせるという、頭の良さも見られた。

あと、これでもか、というくらい、血しぶきが飛ぶ映画で、みんな血まみれになるという、なんともおぞましい映像が多かった。
どちらかというと、怖さというより、この映画はグロさが多かった気がする。
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