えり子

火の接吻のえり子のレビュー・感想・評価

火の接吻(1949年製作の映画)
3.4
16歳のアヌーク、エーメは綺麗でかつ大人顔でした。
劇中劇の「ロミオとジュリエット」がひょんな事から現実となる。
ピエール、ブラッスールの長台詞と悪態しかも的を得ているのがすごかった。没落貴族でプライドだけは高い人々への容赦なさ。
「リラの門」の好人物、「顔のない目」の娘を愛するあまり人を殺す冷徹な医師とブラッスールは見事に役を演じる。
名優です。
カイヤット監督の作品では「裁きは終わりぬ」「洪水の前」「目には目を」が好きでした。
すれ違うシーンが二回あってあれさえなければ、「ベローナの恋人たち」はちゃんと会えたのにとイライラしました。
スマホを持っていたらとね。
えり子

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