「いつまでも自分が自分の一番の味方でいてあげてね！」
初めて自分で1から作った道徳の授業は、映画を使った。(その映画はディズニーの"Soul"。)中学3年生相手の授業である。
この授業を通しての問いは「良い人生ってどんな人生？」だ。ただでさえ生き難い時期のど真ん中にいる中学生。そして、中学3年生は殊更にしんどいのである。家族も先生も友達も努力も味方してくれないことがあるから。はじめに自分の人生に満足かしているかを問い、映画鑑賞後、その質問に回答した過去の自分に声をかけるならどんなことを言うかを考えさせた。自分の一番の味方は自分であって欲しい。
泣いてしまった子がいると聞いた。自分に優しくしてくれる自分の存在に気付けたのなら、嬉しい。どうしても生きることから逃げたくなってしまって、でも丁度その時不運にも周りに誰もいなかった時、その内なる声が救いになってくれたらいいな。
自分に向けて長いボイスメッセージを残す主人公。キュウリ先生は、あなたに花丸をあげます。
"ベストフレンド・インマイマインド"、勝手にこの映画のタイトルを付け直す。
