村上さんはじめ、キャストがきらきらして見えた。画を見ているだけでしあわせ。キャスティングや小物づかい、ロケーションの生かし方に工藤監督の色がよく出ていた。ロケ地京都なんだ!とエンドロールでやや驚くなど。三角関係を表すような、メインビジュアルにもなっている草原のカットが印象的。
ストーリーは中編の枠の中にきれいに(でも少しの余韻を残して)収まっていた。尺の都合上仕方ないかもしれないけれど、人物の感情の吐露というか、激しさがもう少しあっても良かった気がする。
長編になる可能性もあったというお話。長編で観たい。