,₍^- -^₎,~ (デジタルリマスター版観れたので、前のレビューと一緒だけど上げ直します)
グリゾンには水底に沈んだ村がある
村のあった谷間をダムにしてしまったから
暑くて乾いた夏には沈んだ村が出てくる
何もかも真っ白で鮮やかすぎる記憶のようにくっきりと陰が…。
記者であるクリストフは17世紀の英雄イェナチュの頭蓋骨を聖堂で発見した人類学者トブラーにインタビュー。
主人公はトブラーからイェナチュのものとされる鈴をもらうのだが…。
それは現在と過去が交差するはじまりだった。
現実の中に過去が侵入してくる
こういう話は大好き。
その幻想は現実世界と混じり合うように存在し、クリストフを悩ませる。
イェナチュと幻想の謎を追って、
リートベルク城の塔へ向かうクリストフ
幻想の中で出会う美しきひと(ミシェル・ブーケ)
幻覚を見たんだって?
それは記憶の復活…
自分の前世が見える魂の窓…と
進言してくれる浴場で出会う謎の男。
見るだけでなく過去は現実のものとなる。
とても美しいラストショット。
捨てたはずが戻ってきた鈴。白く埋めつくされてゆく。