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凶気の桜のkapiのネタバレレビュー・内容・結末

凶気の桜(2002年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

右翼、ナショナリスト、イデオロギー。

渋谷のHMVで山口がNIPPS(ブッダブランド)のCD手に取って、別のCD持ってるお客さんに「それはHIPHOPじゃねえだろ」って言ってるのもアツかった。

白の特攻服。真っ白な狂気。怒り。暴力こそが正義だと本気で思ってるやつら。結局、ネオトージョーの3人 だれーもブレてないよ、芯があって、やりたい事を最後までやってるよ。凄いひとたち、カリスマ性。

個人的にはドライブのシーンが束の間の胸キュン過ぎて、何度か巻き戻してしまった。市川はいいやつだし、ケイコの告白?に対しての窪塚の「はぁ?」は、やっぱり21歳だなあと。可愛すぎるっっと。

ラストの山口が車に乗り込んだ時ケイコに見せた表情、あれを観て、やっぱり窪塚凄いなと。あの表情できるの窪塚以外いるのか?

もう、まんまとアメポンになってしまってるこの渋谷だよ。

カメラワークや演出も面白いし、エンディングのキングギドラもよかった。

そして何より、エンディング終わりのあのラスト、わたしは素敵なエンドだと思うんだー。狂ったように咲き誇る桜と、ケイコに包まれての、山口のラスト。
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