ヨーテボリ映画祭にて。

ベルリン見逃し作品。フランスから交換留学(?)でドイツへ行き政治活動に参加することに熱心な同い年のレナと友情を築く話…と思いきや、わりと深刻かつ痛々しい問題を扱っていた。

友情を育むにつれ彼女たちが良くも悪くも混乱していくっていう。
そもそもファニーが交換留学でやってきたのはいじめが苦になり新たな場所を求めたって設定からしてしんどいものがある。

いくつかの言動痛々しすぎるし、劇中でもレナが怒るのも無理ないが、それを闇雲に最悪だと決めつける前にその裏にどんな思いがあったのか、考えられたら一つ成長するのかもしれない。

中東系の父を持つファニー、自国の過去を恥じるレナが過激な政治的思想の者とつるむ矛盾、アンティファ、移民差別なども盛り込み、環境にも影響され純粋さと複雑さで揺れる少女たちを描いた成長物語なんだろう。
それにしても危うさと隣り合わせだな。

終わり方もどう捉えていいやら。

コメント欄にメモあり👇

ベルリン国際映画祭コンペ
個人的に映画祭で一番良かった

細かいところが理解しきれなかったけど、脚本が良かった。　
知ってるなんでもない河原とかが出てくるのが非常にエモい。