結構、良かった。実際、確執があった時期もあるマクレガー親子。娘が父へ脚本を送り、実現した作品で、親子W主。クララは製作·共同脚本をこなしている。
序盤、やりにくそうだなって思ってしまったが、そこもリアルなんだろうと勘ぐってしまった。娘のクララはあまりパパに似てなくて、ガガ似でした。
離婚により、娘が5歳の時に離ればなれになった父と娘は、会話も噛み合わずアメリカ南部の荒野を走ります。娘は父に旅の目的を画家の知り合いの家に行くと伝えています。しかし、この娘、アルコールの過剰摂取で、危なく命を落とす所だったらしい。
ネタバレ↓
娘ターボは、路上で用を足すと大事な部分を何かにに刺され、痛みが出て来たので、薬局を探しますが、田舎で店が開いてない。そこへ、娼婦が声をかけて来て、父は困って、娘が何かに刺された言うとその女トミーが局部を診てくれます。彼女は地元の人間でタランチュラに刺されていると言う。冷やせば大丈夫と教えてくれ、お礼に彼女を目的地へ送り届けます。トミーにはブロードウェイで自身の脚本で主演する夢があり、ターボの書いた絵を褒めてくれました。帰り際に、車のライトの光の中で踊って見せるのが何か良かった。
2人は目的のモーテルに付き遊泳禁止のプールで泳ぎ、咜られる等、距離を縮めますが、父が氷を取りに行った時、スマホにMY LOVEの表示で現在の妻から電話が来てターボは出てしまう。妻からリハビリ施設に行く事を決心したあなたの勇気に拍手を送るわと言われ、ターボは自分が画家の友人宅へ向かうのではなく、 リハビリ施設に送られる事を知る。
父に猛反発したターボは、モーテルを飛び出し、コンビニ帰りの男にハイになれる所はない?と聞き、車に乗り込んだ。連れて行かれた自宅の様な場所で男の女とクスリやアルコールでハイになり、意識を失ったので、道端に捨てられた。
通りすがりの家族に拾われ、母に電話し帰りたいと言うが冷たく、お父さんに任せてあると切られた。父に迎えに来て貰い、リハビリ施設へ行く事に。
途中で、父は娘に自分の日記を読ませる。その内容に感動したターボは、リハビリ施設でリハビリする事を自分の意思で決めた。
父が3週間後に会おうと約束し、リハビリセンターのドアを自身で開き入り、怖くなって、外に出ると父は待っていてくれた。父が待っていてくれた事を確認すると再び、ドアを開け入って行った。
ラストで、自分の意思で施設に入り、もう一度、外に出ると父が待っていてくれた。そして、安心して再び施設に行ったターボ。たったそれだけだけど、待っていてくれた事が信頼に繋がったと思う。この描き方いいなって思いました。後、パパの日記の中身を見せないのも想像が膨らんで良かった。
で、結構好きなのが、パパの新しい嫁は、きっとわざとバラしたと思うんですよ。それを匂わせた感じが、父を取られた者らしくて良かったです。