このレビューはネタバレを含みます
愛する妻と娘に囲まれ満ち足りた生活を送る杉田平介(小林薫)。だがある日、 妻 直子(岸本加世子)と娘 藻奈美(広末涼子)が乗ったスキーバスが崖から転落する。 ふたりは病院に運ばれるが、まもなく妻は息を引き取る。娘のほうは、なんとか一命を取りとめたものの、意識が戻った彼女は自分は妻の直子だと告白する。
直子の決断は分からなくはないが納得はできない。医学への道に進んだ直子は自分に起こったことを科学的に解明する気はないらしい。何かの拍子に戻った場合の藻奈美のショックは計り知れない。