ぶらぴーにょ

HINOKIO ヒノキオのぶらぴーにょのレビュー・感想・評価

HINOKIO ヒノキオ(2004年製作の映画)
3.0
SFと見せかけたファンタジー映画だったでござる。
山崎貴のジュブナイルを期待してしまった。

小学校でのクラスルームの雰囲気は見事に再現されてたし、懐かしくなった。リコーダーの関節キッスというネタもぶっこんだ。
タイトルのHINOKIOはイマイチでヒノキで作られた割には外見にヒノキ感ないし、ヒノキを生かした展開もない。これは失敗。
煉獄のゲームがデジタル世界の敵側でリアル世界を侵略し、サトルのゲームスキルとジュンたちが協力して対決する展開の方が絶対燃えたな。不穏な巨大魚もストーリーに絡んでくると思ったのに…。
序盤で文字入力して音声データに変換して喋る描写を写しておきながら、その後は結構スムーズに受け答えする。タイプするの速すぎー。
感覚連動機能はなんで付けたのか??頭に付けたのから脳に感覚の刺激が行くのかな??感じた個所いちいち触る演出いいから…。
後半サトルが全く活躍しないというかサトルと薫の和解とトラウマ復帰がテーマなんだよな。
ゲームの個人データ入力で出生時刻記入する欄あって笑った。知らんやろ普通。てかゲーム側も知ってどうする…。
ジュンが男なのか女なのか途中までよく分からず。結局僕っ子でLGBT先取りかと思いきやラストでセーラー服の可愛い女子中学生に。最後まで突き通してほしかった。スミレとの百合関係も必要だった??
結局スミレの戦争ロボットのフェイク情報はどうなったんだ??
堀北真希はほとんど活躍せずチョイ役のマドンナ的存在に。事務所が売り出したかったのかな。ジャケットに堂々と写ってますけど…。

後ほど活躍する俳優陣の共演も見モノで、加藤諒の存在感と天使レベルの堀北真希が印象に残る。女王の教室で好演する原沙知絵、今ではおばあちゃん役が多くお母さん役が新鮮な原田美枝子。小林涼子はもっと売れても良かった。