ぶらぴーにょ

ゴジラ-1.0のぶらぴーにょのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『シン・ゴジラ』から7年、モンスターバースから遅れをとってしまった国産ゴジラが見せてくれた恐怖のゴジラ。
西武園ゆうえんちの山崎貴を担いで出来たゴジラは確かに素晴らしい暴れよう。だがしかし、脚本が邦画のソレ…ゴジ泣き???

待ち焦がれた予告から考察された様々なYouTuberの予測は悉くハズレ。
マイナスワンという割には、戦後直後ではなく、最終舞台は1947年。
政府やGHQなどはそれとなく理由をつけて影すらない。(マッカーサーはサインと資料映像のみ)
第3の原爆投下はなく、ゴジラが自身の熱線でダメージを受けているだけ。

肝心のゴジラ描写だが、
序盤の恐怖のゴジラザウルスはジュラシックではあるものの、人食いをみせてくれたのは高評価。
最後の海上決戦を予告で出さなかったのは賢明の判断だが、市街地での大暴れが中盤で終了は物悲しい。
自身の熱線で死んだり、肉片から再生したり、GMK意識しすぎじゃね?
ゴジラに特攻という意味ではアニゴジのハルオも拾っているのかな??
機雷を飲み込むゴジラのカットは模型っぽかったけど使った??
全員の力で科学でゴジラを海上で倒すというシンゴジと初代ゴジのいい感じのミックスはよかったものの、敷島の特攻までゴジラは死にませんよ~という予定調和感。

ゴジラはともかく100分近くが人間ドラマという訳だが、ボソボソ&叫びの演技からしてザ邦画です。
黒フェードの場面転換が多く、いつの間にか移動している描写カットも多い。
ヒロイン典子が中盤で退場というのはびっくりしたが、あそこで身代わりになる意味ないしな...
子役明子はたまに何言ってるか聴き取れないとこあったし、誰か演技サポートして!危なっかしい演技でヒヤヒヤした。
「やったか!」ギャグが何回も出てきて苦笑。しかも大抵成功できてないことへのフラグだし。
やられそうからの応援部隊登場はもろヒーロー映画だし、なが~い無音スローモーションからの敷島特攻はもうね...お涙です。

音楽は流石に伊福部サウンドはテンション爆上がりだし、むしろ新規ゴジラのテーマ(?)が印象に残らない。BGMも所々デカくてセリフ消してる...

ラストの典子の首筋の模様の謎(被ばく??)、死んでも再生していくゴジラから続編アリなの???