ぶらぴーにょ

魔女見習いをさがしてのぶらぴーにょのレビュー・感想・評価

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)
3.0
アラサー感涙必須の『おジャ魔女どれみ』の映画。
タイトル検索したらサジェストに『炎上』と出てました。
何かと調べたてみたら、ファンからのお怒りでしたね…
かく言う私も世代ではありますが、赤・青・黄色の魔女とカーニバルの曲しか知らないニワカです(笑)

舞台は現代で『おジャ魔女』が放送さている世界、つまり我々と同じ。
年齢や立場がバラバラな3人がドタバタの聖地巡礼旅と自分探しに出かけるというハートウォーミングなファンタジーに仕上がっておりました。

「大きくなったら何になりたいの??」
おジャ魔女の素朴な投げかけにハッとしてしまう我々大人たち。
年齢を重ねる内に背負う責任や諦め、執着など子供の願いは自然と無くなってしまうものです。
劇中の登場人物たちは新たな夢に向かって動き出しますが、別に当時のなりたいものである必要はないのです。
今やりたいこと、あれこれ考えてやってなかったこと、ほんの小さなことでもいからやってごらん、というメッセージのような気がします。

ブラウン管から届く魔法に夢中になっていた姿に、現在の自分たちを重ねて胸に手を当ててて問う。
「大きくなったら何になりたいの??」