しゅうへい

ロードハウス/孤独の街のしゅうへいのレビュー・感想・評価

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)
3.0
『ロードハウス/孤独の街』(2024)
原題:Road House

「ダンスは終わった、“ダーティー”になるときだ」

■ダルトンはかつてUFCのファイターだったが、今は地下格闘技の賞金で生計を立てていた。ある日、ダルトンはフランキーという女性から彼女の経営するバー「ロードハウス」の用心棒をやらないかと持ち掛けられる。その依頼を引き受け、早速その腕っぷしを発揮するが、背後には店を潰そうと暗躍するマフィアのボスの陰謀があった。

■1989年のパトリック・スウェイジ主演作「ロードハウス 孤独の街」を、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクしたアクション映画。フロリダキーズにある美しい島「ロードハウス」で用心棒の職を得た元総合格闘技家のダルトンが、その楽園のような島でマフィアのボスと対峙することになる姿を描く。

「綺麗な海、楽園のような島、金と暴力と用心棒」
※現代のアメリカにここまでの無法地帯はありません

見慣れたストーリー、見飽きたプロット。捻りもない単純な内容。でも視聴者を退屈にさせない、治安がMAD MAXな痛快アクション。役者が違えば評価に大きく影響した。喧嘩を始める前に傷害保険の確認、病院までの時間を尋ねて、力量差が露わになる再三の忠告。病院送りにした相手を病院まで送るシーンは笑えた。

ジェイク・ギレンホールの渋さと肉体美を拝む映画。(ステロイドを疑う程の)鍛え抜かれた身体。彼は内に秘めた野獣をソッとなだめていた。前後半で顔つきがまるで違う…。本来の強さと破天荒さに拍車がかかった元UFC王者 コナー・マクレガーでハイになる映画。現役時代の悪童はサイコ野郎に進化!華々しい俳優デビュー!

今作のベストバウトは勿論彼ら。二人のUFC流の肉弾戦+αは見応えがあった。ただ主人公が悪役コナーに勝てるビジョンがまるで見えないのが笑える。リング外のアウトロー達はルール無用のやりたい放題。“サブスクっぽさ”香る王道アクションの割に満足でした!
しゅうへい

しゅうへい