率直に、主役になる竜巻の姿と破壊力を、かなり見せてくれた。
近年は隕石とか、低予算だと電磁竜巻だったり、なんでか知らんけど竜巻の中にサメやら恐竜がいたりワケ分かんないけど、とにかく"竜巻"だけに絞ったのは好印象。
ドラマパートも込みで、"ツイスター"の現代リメイクな感じが良い。
ネタバレあり。
基本は、私自身への記録。
間違えて読む人は気を付けて。
読まなくていい、自分宛てだから。
↓
竜巻場面はどれも良い。
壊滅した町を目に焼き付けさせる描写。
最終決戦では日中の明るさで、しっかりとその脅威を見せに来るのが堪らない。
序盤での最初の竜巻場面は、マヌケのパリピ共がキャンプ感覚で竜巻追跡をしてるようで、観るのやめようかと思っちゃった…。デジカメで撮ってる場面のはしゃぎ方とか、竜巻の発生場所へ出発する直前の緊張感の無さとか、服装とか…。
廃墟の肝試し一行みたいで、超絶癇に障った。
想定外だったのか、登場人物は竜巻を甘く見てたっぽい。
実際そう思ってたら、そうだったらしい。
そう言ってた。
ケイト(主人公)がその後、協力を求められての竜巻追跡の時は、髪とか色々整えてはいても、多少の覚悟は見える。
けど同時に、やっぱり
"もうあんな事は無いだろう"
という油断が表れてるようにも感じる。そういう部分も、人間らしくて良かった。一般人が竜巻追跡なんかするのは相当に稀だと思うけど、ケイトの人間的な部分に強い親近感があって、そこが本当に良い。
古い"ツイスター"の主人公ジョーが竜巻の規模に関係なく、ヤケになって敵討ちに狂うはずれ方をするよりは、ケイトは一般人の感覚を持ってた。時間を経て、共感できる人間性を見せてくれるのは、主人公らしくて良い。
タイラー(セカンドチーム?)は、最初のメンバーより更なる無学のアホマヌケかと思った…。
秒で死ぬモブかと思ったら、竜巻に対する戦闘能力と、初めから見せるヨユーに説得力があってびっくり。敢えて言うなら、竜巻のエリートだった。それでいて、ちゃんと痛みも知っていて、初見でバカにした事を私は後悔した。
タイラーと一緒に行動するようになったケイトが、序盤と同じはしゃぎ方を始めるけど、ここにタイラーへの信頼が見える。タイラーの笑顔そのものに包容力があって、たとえ苦難に直面しても、タイラーとなら一緒に立ち向かえそう。そんな気持ちにさせてくれる。
めっちゃめちゃ良い、惚れちゃった。
(・∀・)
劇中で明確なロマンスに発展せず、エンディングで二人の関係が進展した"らしい"部分を、なんとなくで描写してるのが本当に良かった。終わり方が最高過ぎる。二人だけじゃなく、チームの"これから"を存分に感じさせるエンディング。歌も最高に良かった。
私の頭では、ダメな部分を探せなくなった。
これからも観たい作品。
記録。