前作「ノック 終末の訪問者」がかなりガッカリしただけに、特に期待せず鑑賞。
ジョシュ・ハートネット、久々の主演。この人のお顔がとてもいい人、憎めない人相だけに殺人鬼という設定が興味深かった。
今まで彼の悪役はなかった気がするけど、大きな体のわりになかなか軽快に演じてました。
純粋にジョシュが好きなので、彼の出る画面をいつも通り心地良く見ていた感じです。
そして今回の舞台は、若い女子に大人気の歌姫のライブ会場。
なんとシャマラン監督の長女、サレカが前面に出ていたのが印象的。
シンガーソングライター兼女優という肩書きを持つ娘さん。
これだけ出番多いとは、監督の親バカぶりが痛いほど伝わるなぁ。
もちろん、監督本人もお約束通りさりげなく出てるよ~。
サイコな殺人鬼というのはだんだん分かってくるけど、さらに詳しい説明があるとクーパーの怖さが増したかも。
警察の厳重警戒に内心焦り、ライブ会場の中をあちこち調べる殺人鬼。
途中突っ込みたくなる部分もありましたが、後半の流れもハラハラさせてくれたし、古典的なテイストがあって個人的に気に入りました。
ただ、シャマランらしく唸らされる!ってどこかに書いてあったんだけど、そこがわからないなぁ。
特別度肝を抜かれる展開でもなかったし、ブギーマンのように不死身なクーパーがちょっとやり過ぎな気も。
それでも主役がジョシュだから、全体に丸くまとまったと思います。