たむ

「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へのたむのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

今年もワールドツアー上映として、刀鍛冶の里編の最終回、柱稽古編の第一話が劇場公開です。
前回も4Kに映像がアップデートされたり、音響も整ったりと、技術的には良かったものの、一本の映画としては微妙な作品でした。
今回もテレビのアップデートではありますが、音響面での世界観の構築が素晴らしいです。
臨場感だけではなく、音楽の幅広い表現が可能となり、その場にいる感覚、空間演出は凄まじいものがあります。
また、原作も全巻読んでるため、個人的には最も驚かされたシーンと最も笑ったシーンがスクリーンで観られるのも、モチベーションでした。
一つは禰豆子が太陽を克服するシーン。
テレビや映画だと一話で描かれますが、漫画は話をまたいだので、この週の衝撃たるや…。
感情的に描かれ過ぎな印象もありますが、作品の根幹のテーマであり、転機となる重要なシーンです。
最も笑ったのが善逸の「可愛くて死にそう」シーン…本当に素晴らしいです。
人間としてそこまで感情を爆発させて正直に生きたいものだと、善逸を観るといつも思いますし、その究極のシーンだと思います。
ということで、『鬼滅の刃』ファンとして、映画を堪能しつつ、一本の映画としては何とも言えないのが、ワールドツアー上映…という感じですね。
たむ

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