『世界一キライなあなたに』のテア・シャーロック監督の作品。
実際に開催されているホームレスによるワールドカップサッカーをモチーフに、イングランド代表に選ばれたヴィニーとマネージャーのマルやチームメンバーとの関係性に悩む姿が印象的なストーリー。
ただそのヴィニーがプレミアリーグにスカウトされたとか、そのスカウト担当がマルだったとかどうにも背景が分かりにくくて、そこからどんなメッセージを伝えたいのかがよく見えません。
象徴的に描かれる日本チームも、まったくサッカーとは関わりのないメンバーという部分にはリアリティーが無く、せっかくマネージャー役ののビル・ナイの好演も霞んでしまいます。