ガイリッチー監督。これぞ、彼らしい作品。
しかもジェリーブラッカイマー制作総指揮。
かなり観やすく、ド派手で、テンポも良くて痛快、爽快だった。
やはり、ジェリーブラッカイマー効果で爆破シーンが尋常ではない。
『ジェントルメン』を経て、ジェイソンステイサム系を経て、『アンジェントルメン』。
こういうわかりやすいキャラクターがそれぞれの役割で多方面から噛み合わさって大きな目的を果たす、と言う話自体が王道。
しかも今回は第二次世界大戦中の“事実に基づく”話。
それをガイリッチーが。主役に屈強男、ヘンリーカヴィルを携えて。
と言うことで、
初週の水曜の映画デーということもあり、夜の回で結構席が埋まってた。
話はとてもわかりやすい。
というか、これが、“事実に基づく”って、、、ウィンストンチャーチルが絡む。
その頃の機密文書が公開されてその中にあったとされる実際の作戦。
無認可、無許可、非公式の大作戦。
イギリス軍に捕まれば戦犯扱いで投獄、ナチスドイツに捕まれば拷問と死。
前にも後ろにも味方がいない孤軍奮闘の“不可能”作戦。
当時は大西洋にドイツ軍が誇る“Uボート”なる潜水艦が潜伏していて、イギリスは物資や人員の移送もできず、逼迫状態。
第二次世界大戦が太平洋戦争になるキッカケにもなる“アメリカの参戦”。
それについても“Uボート”が海中を回遊して、攻撃してくるからアメリカがヨーロッパ側にやって来れない。
だけども、“Uボート”を片っ端からやっつける軍力もないイギリスの幹部が思いつく、、、「“Uボート”に物資を輸送する輸送船を破壊すれば機能しなくなるよね」と。
だけども、正攻法では政治や外交が邪魔をし、イギリス軍部上層部でも反対を受けて実行できない。
そこで、組織される“軍人系ゴロツキ集団”。
ヘンリーカヴィルはいちおう軍人だけど厄介者扱いされてる札付き。
他の仲間も、彼の悪友みたいなヤツら。
だけども“ナチス”への怨恨や暴れたい願望みたいなところから、そんな危険な任務であってもやりがい見つけてしまうような、どこかネジが外れているやつら。
こいつらが、第二次世界大戦の戦局を左右する“Uボート”無効化大作戦のため大海原へ、、、いざ。
すごく楽しかった。
実際はこんな陽気な感じではなかっただろうけど、陽気だけどしっかりと緊張感もある。
緊張感もあって、孤軍奮闘でアイデア勝負の大胆さもある。
人数や立場的には言うまでもなく圧倒的に不利。
見込みは勢いと知恵と度胸と屈強さ。
味方のイギリスからの援助は一切なし。
この強者達の大立ち回り、にしては、肝が据わり過ぎ。
大胆で爽快でパワフルな“史実”ジェットコースターミッション。
無謀でも、決してタダでは転ばない、指示に従わない男達。
痛快で迫力あって楽しかった。
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