世界三大大河である、中国の長江の源流をたどるべく、長江を上っていくドキュメンタリー。
10年前にも同様のようなドキュメンタリーがあったようで、本作は10年前出会った人に再度会いに行き現状をわかちあうみたいな内容でもある。
まぁさすが世界三大大河とでもいうべきか、絶景に次ぐ絶景といった感じはあって、長江という川を上っていく中で、同じ中国内なのにまるで異国数か国を旅するように景色は様変わりしていく。
その中で出会う少数民族とのふれあいみたいなものも面白く、なんとも興味深い映画だった。
本作で中国全土が泣いたというキャッチコピーで、だからといって我々も泣けるかといったらそうでもないのだが、10年という文化の発展もはっきりと感じることができるのは面白い。
我々の10年前というと、さほど何か大きく変わったような気もしないが、中国の地方少数民族の方々にとっては、この10年で過去何百年と受け継がれてきた文化や価値観も、インターネットによってガラッと変わっていたみたいな内容も多く、その辺が興味深いところはあった。
おススメです。
下手な作品観に行くくらいなら本作観たほうがずっと楽しめると思う。