少し遅れてバレンタイン後夜祭！ロマンスの次はホラーじゃなきゃ！(『バレンタインデー』再鑑賞したレビューも挙げてるのでぜひ)
世紀末に流行った変わり種ティーン・ホラーの系譜。『スクリーム』に代表される「Whodunit?」の犯人捜しスラッシャー。なんというか...緊張感がなくて怖くないのはホラーとしてイタいよね。殺される前のジャンプスケアもそんなに盛り上がらない。あと、こういう作品は登場人物の中に怪しいやつが何人もいないと謎解きのスリルがなくなっちゃうけど、怪しいやつがそもそもいない...。みんな色ボケ？？ミスリードの仕方を間違えちゃった感じ。でも最後はまんまと騙されました。ギリギリ前で予想を変えさせられたのは一本取られた感。慣れてる方ならそのミスリードも見抜けるのかもしれないけれど。
今見るとキャサリン・ハイグルにデニース・リチャーズと豪華キャストだし、サントラがインダストリアルやハウスなどかっこよくて、映像もスタイリッシュなのは見所。それこそお泊まり会とか、みんなでワイワイ言いながら観るのがちょうどいいホラー。って、ティーン・ホラーは大抵がそうかな。欠点があってもなんだかんだ楽しめちゃうジャンルなのはズルいよね。
ところで海外の評論の中に本作のマスク殺人鬼を「ロジャー・エバートが女友達を殺して回ってるみたい」って...そういうジョークはアカンでしょ！でも読んだら確かに似てる...とか思ってしまったごめんなさい。
