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劇場版 アーヤと魔女のmimagordonのレビュー・感想・評価

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
3.0
映画としては正直、起承転結の転と決をラスト5分にもってきちゃって、承の部分、つまりおばさんにこき使われるシチュエーションの繰り返しが長すぎる。テンポ悪すぎ。ただこの映画の魅力は、主人公アーヤに結集している。カラッと何事もポジティブで、お茶目なところがかわいい。他のキャラだったらイラっとしそうな場面でもなんだか許せてしまう。もしかしたらポジティブでいることことが「操る」ことなのかもしれない。どう見てもネガティブな暗さに包まれた新居にトラブルと笑顔をもたらすことで、自然と明るさが伝播する。自己啓発系のウェブサイトに書いてあったらそれこそ角が生えちゃうけど、アーヤに観る側も振り回されながら、なんとなくハッピーエンドを迎える。クオリティは低いかもしれないけど、なんだか憎めない作品だ。Earwigもいいね!って思ったら、ドラムはシシド・カフカさんじゃんよ!そりゃ上手いに決まってるわ。
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