Violet

ルックバックのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

ルックバック(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは原作がとても好きで、映画の評判も高いので映画館で観てきました!

モノを作るって、やっぱりかっこいいなあ!アツいなあ!すごいなあ!情熱だなあ!と。漫画でもアニメでも小説でも絵画でも音楽でもなんでも、クリエイターってやっぱりすごい。アナログな方式でふたりで漫画を描く藤野と京本の姿は本当に眩しかった。

藤野の4コマがアニメーションになっていたのがおもしろかった!他にも、京本に「ファンです!」って言われて、雨の中で藤野が喜びを隠しきれずに独特な動きで喜びを放出させるシーンは、漫画の中でも特にお気に入りのひとコマ。漫画だとページをめくってバーン!とひとコマこのシーンが飛び出してきて、これがすごく印象的で良いんだけど、映画では動きや音がついてこれもまたよかった。

あとアニメーションでは、ifと現実との区別がわかりやすかったところがよかった。(漫画では現実で起こらなかった出来事の京本は左利きになる。)
もしもあの日、藤野が京本を部屋から連れ出していなくても、京本はやはり美大に行ったし、また違う形でふたりは出会っていただろう。どんな形であれ、藤野と京本は交わる運命だった。
藤野は自分が京本を部屋から連れ出したことを深く後悔する。悲しくて悔しくて、やるせない。それでも、それでもやっぱり、あの日藤野が京本を連れ出していなかったら、ふたりが一緒に漫画を描いた日々や、漫画の賞で手にしたお金を片手にドキドキしながら街に遊びに行ったこともなかったことになってしまう。だからやっぱり、あのとき藤野が京本を連れ出してくれて、よかったのだ。
この作品は京アニ放火殺人事件への追悼の想いも込められていると聞いたけれど、残された人たちへの自分を責めないでというメッセージでもあるのかなと思った。

こまごまᝰ✍︎꙳⋆
⚫︎京本はいつも藤野の背中を見ていた。漫画を描くときの背中。過去を振り返る。半纏の背中にサイン。いろいろな「ルックバック」
⚫︎チェーンソーマンの表紙。
⚫︎引きこもり世界大会おもしろすぎるwやっぱり藤野すごいよね。
⚫︎藤野先生っていう京本がめっちゃくちゃかわいい。




ただわたしはこの映画の声についてはそんなに良い!!とは思わなかったです。。劇中ずっと気になるとかすごく下手というわけではないんだけど、ところどころ「演技してるな〜」ってなって現実に引き戻されたところがありました、わたしは🥲
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