たむ

エイリアン:ロムルスのたむのレビュー・感想・評価

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
4.0
エイリアンシリーズ最新作は最高傑作の1本と言いたくなる傑作です。
「4」以降のシリーズは全て過去を描き、『プロメテウス』では人類誕生まで遡りました。
生命の誕生まで遡るのは、物語だけではなく、テーマにも表れています。
もともとが非常に性的なモチーフをあつかっていますが、本作の掘り下げ方は凄まじいものがあります。
「1」と「2」の間の物語ですが、テーマとしては「4」以降のものです。
現代的な科学を描き、未来の生命倫理を追求しながらも、命の誕生は結局のところ根源的な行為に集約されていきます。
暴力描写の凄まじさ、宇宙空間の中で繰り広げられる恐怖の連続は、生物の死と誕生の恐怖。
様々な描写が考察しがいのある映画に仕上がっていますね。
たむ

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