平田一

エイリアン:ロムルスの平田一のレビュー・感想・評価

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
4.0
『1』以来の本格ホラーに舵を切っている一方で、前章シリーズへの目配せもしっかりとしてるという、思った以上に行き届いた映画になっていましたね。『フュリオサ』以来のIMAXレーザーGT体験ですが、あの設備で体験するエイリアンはやっぱ恐い。中盤でその勢いが一旦ダウンするんですが、監督が本領発揮したのは「第三幕目」…

エイリアンシリーズベストの「鬼畜の所業」でしたね(そりゃあ主演のケイリー・スピーニーさん、トラウマを心配するわw)。

主人公レインのキャラも特別でないからこそ、エイリアンに立ち向かえる説得力がありました。開幕の場面なんか『1』のリプリーへのオマージュをボクは勝手に感じたし、ものすごいSFとの相性も抜群です。にしても『(パシフィック・リム/)アップライジング』で魅力的なヒロインだったケイリー・スピーニーさんが今度はエイリアンだとは。私見だけどブレードランナーとの相性も良いのでは?

ケイ役の女優(イザベラ・メルセード)さんも『トランスフォーマー 最期の騎士王』でヒロインをやってたし、最近だと未見ですが『マダム・ウェブ』にもいましたね。今回は劇中で一番凄惨な状況に、試練に放り込まれてしまうキャラでビックリしましたし、もう一つのサスペンスを見事に担っていましたね。

これこそ絶対IMAXカメラで撮って欲しかったけど、恐怖のメーター振り切りそうで、そこはちょっとだけ安心w けどまあ、やっぱり『1』のホラーの方がボクは好きかなぁ。

取り敢えずビビっている人、心の準備だけはしよう(意外と『AVP2』を事前に観とくと良いかも)。
平田一

平田一