宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。
エイリアンシリーズ久々の最新作。
監督はシリーズの創始者リドリースコットから「ドントブリーズ」のフェデ・アルバレスに変わり、全く新しい恐怖と共に、リブート版として生まれ変わった傑作。
1作目と2作目の間の時系列を描いた今作。1作目から20年後を描く。ちなみにリプリーがコールドスリープから目覚める2作目が57年後なので、年数で言ったらとんでもない月日が流れてます。宇宙ってひろーーいこわーーい笑
今作は単体でも楽しめますが、欲を言えば1作目を是非とも観てから望んで欲しい。さらに欲を言えばコヴェナントまで全部観て笑
1作目のSFホラー要素を存分に盛り込んだ原点回帰なのも最高で鼻血出るレベルで劇場で怖がりながら観れるのも楽しい。
CGに頼るのではなく、ゼノモーフやフェイスハガー、宇宙船内部も極力実際に作ってやってますよねこれ。良い意味で古めかしい作風になっているのも「これだよ。。これがエイリアンだよ」と思えるニヤニヤが止まりませんでした。
フェイスハガーとチェストバスターの見せ場が最高すぎるし、何よりゼノモーフの恐ろしさが丁寧に描かれているのも嬉しいですね。
前半の植民地に集まる人々ディストピアの描写が短くも丁寧に描かれているのも新鮮だし、その後メインとなる若者たちは人数が大人数になりすぎず、最小限に留めているのでテンポも良いです。
群れで襲い来るフェイスハガーのシーンとか前のめりになって観ちゃいました。
音と体温で気づかれないようにするのは、文字通り「ドントブリーズ」してましたね。笑
個人的にマイケルファスベンダーアンドロイドより今作のアンドロイドの方が好きです笑
身体を真っ二つにされてたアンドロイド、一瞬ビショップ!?と想ったけど、お前かwww
パルス銃の鈍い銃声音や、群れで押し寄せるゼノモーフは「エイリアン2」を感じられたし、助かったと思いきや展開と、軽装な下着姿から宇宙服の流れとかモロ「エイリアン」でしたね笑。リプリーはもっと短い下着履いてたけど笑。
そしてシリーズで蚊帳の外扱いされがちな「プロメテウス」要素もちょっとあり、何よりラスボスのアイツ、、、、「エイリアン4」のニューボーンを彷彿とさせる気持ち悪さと、単純にゾワゾワする見た目の怖さ。
ゼノモーフ最大の武器でもある強酸性血液の魅せ方が、巧みすぎました。
強酸性血液で絶命する青年2人の表現はシリーズ初の表現ではないでしょうか。
無重力下での強酸性血液のシーンなんて新鮮すぎましたね。
怖いけど楽しいジェットコースタームービーとしても非常に楽しめる素晴らしい作品でした。
映画好きの戦友と見に行く予定だったんですが、お互いなかなか予定が合わなかったので単独ロムルスしてきましたが、1人でも、2人でも楽しめる傑作なので、是非ともBlu-rayもゲットしたいと思います笑