A

めまいのAのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
4.5
やっと見たんだけど凄かった。
改めてヒッチコックって凄いんだなと思った。

前半はつまらなかったんだけど(笑)マデリンが死んでからの展開が予想できなくてのめり込んで見れた。

最初はスコティに同情してたけど話が進むにつれてまじで嫌いになる。
マデリンの格好を強要してくる辺りがほんとに無理。

スコティはマデリンではなくマデリンの中のカルロッタに魅了されていたんだな。
愛というよりも執着に近い。

その狂気ともとれる執着心の描き方がギリ現実にもありそうでうわ〜と引いてしまう。

ラストの受け止め方に悩んでいて色々解説読んだけど、シスターを死神と錯覚して自ら飛び降りた説がしっくりきた。

ジュティは本物のマデリンが殺されたことをずっと引きずっていて、その罪悪感から飛び降りたのかな。

これ映画館で見たらあの余韻も何もない終わり方にぶん殴られてしばらく席から立てなくなりそう。

めまいショットも凄い!
高いところめっちゃ得意ってわけでもないから体が持っていかれそうになる感じがめちゃくちゃリアルに感じられた。
A

A