彦次郎

めまいの彦次郎のレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
3.7
高所恐怖症になった元刑事が友人から奇怪な依頼を受けた事から巻き込まれるラブサスペンス。
取り憑かれた友人の妻を尾行する内に惚れてしまうのが悲劇の始まりともいえます。
事件の真相は早いうちに判明するのですが本作の主題は犯人探しでは無い気がします。むしろ幻を追い求める執着心という狂気と真実を知る事で破綻する人間関係が「めまい」の表現と相まって不気味な印象を残します。
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