こなぱんだ

Holy Punch(英題)のこなぱんだのレビュー・感想・評価

Holy Punch(英題)(2024年製作の映画)
2.0
本当に今の韓国で言うマンネリ化されたつまらない類の映画。

これ、2000年代の韓国映画かな?と思ったくらい古臭いコメディ。

監督も企画者もなぜこれを撮ろうと思ったのかわからないレベル。
だって、犯罪の話でコメディの映画なら、もう既に「犯罪都市」があるわけで、それを超えられないなら別に作らなくていいのでは?
というか、超えようともしてないのでは?

犯罪の話で、善人ぶった悪人が暴力をふるって服従させて、悪人を善人に矯正するなんて、マドンソクがやらないと面白くないし、この映画色々と神通力とか凶器とか下手によくわからんトリック使って主人公たちが強いことを見せているから、イマイチ面白くない。

コメディと謳ってるのに、「ほらほら、こういうのが面白いでしょ?」とニヤニヤして差出してる心意気が透けて見えるから、こっちは笑えない。
犯罪都市の何が素晴らしいかって、「犯罪都市」は一応「警察が(真面目に)悪人と戦って勝つアクション映画です!(ドヤァ)」という差し出し方をしておきながら、マドンソクがあまりに暴力的すぎて、しかもそれを怖い顔で「俺は真面目だが?正義でもって悪を倒したいのだが?」という顔で散々な暴力を降るっているから、こちらは「んなわけあるかい!!!」と突っ込んで「ガハハ!やはりマドンソクが最強じゃ!!!」と、安心して笑えるんだろうよ。これがコメディにおける、映画と観客の関係性だろうよ。

それが、役者も監督も揃いも揃って「皆さんこういうのがお好きですよね?」とゴマスリながらそのノリに徹してるから、キモくてコメディとして成立してない。

唯一、私の6番目くらいの推しオデファンだけが、真面目な顔して、「俺は真面目に演技やらさせてもらってます」という姿勢が見えたので、オデファンのシーンだけ笑えた。オデファンの演技がなかったら、マジで終わってたぞこの映画
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