『天狗の台所』で釘づけにされた越山敬達くんのボ、ボソボソっとしゃべり、エヘヘと笑う、自然すぎる少年の演技にまた会えた。
子どもなんて、こうやって幸せそうに笑ってくれているのを見るだけで親は幸せなはずなのにね。
彼の笑顔を見ていると、自分がしてきた子育てが恥ずかしくなる。
この笑顔にずっとずっと接していたい。どうかつらいことは起こらないで……と祈りながら見ていた中盤の多幸感。
事態は静かに静かに変わっていく。潔癖な年代のさくらの気持ちもよく分かる。母親の気持ちも分からなくはない。
人間は何とか生きていく。
この先の彼らの人生も知りたい。
しかし池松くんの「らしさ」は本当にすごいなぁ……。元メダリストでしたよと言われても驚かないわ。