このレビューはネタバレを含みます
人に向ける感情やころころ変わる表情を
光の差し込み方と音楽で魅せる映像美
タクヤくんの吃音を表しているような歌詞の文字の配置
タイトルがすこしカーブしているのもそういうことなのかな。見終わるとそんな印象にも受け取れる
やった〜!できた!と大声を出して喜べるような達成感のあること、最近あったかな?
できることのうれしさとか気持ちよさ、もうずっと忘れてる気がする
なにかに打ち込む姿と、正直に喜べる姿
ただ、ずっと見ていたかった
すきになった人とペアを組めたことのうれしさだったり、すきな先生からの要望に応えたいって気持ちだったり
自分の夢を子供に押し付けてるとも思えるけれど、できなかったこと、自分の代わりに成功してほしかったり。
それぞれの思いが映し出されるのに歯車がずれるとぜんぶうまくいかなくなる
言いようもない気まずさも
キャッチボールに込めた謝罪も
ぜんぶ包み隠さずに伝えられたらいいのに
言わないやさしさも込められていて。
いつもおひさまみたいにやさしくてにこにこのタクヤくんが最後の呼吸で発したのはなんだったのかな
余談
クィアが排除される展開で胸が痛かった〜…苦しい、、、
それがなければ結構すきな映画だった気がする
べびわるでのとんでもない男とは真逆の繊細なスケートのコーチを演じ分ける池松くんの怪演。同じ時期に見れることがしあわせすぎる。