鮭茶漬さん

35年目のラブレターの鮭茶漬さんのレビュー・感想・評価

35年目のラブレター(2025年製作の映画)
3.0
世知辛い時代にこそ、善意と愛情に満ちたこういう映画の心地良さは救いだなと感じたりもする。読み書きの出来ない主人公が、文字で愛を示すという発想からしていい男過ぎるし、支え支えられて来た夫婦間のかけがえのない人生の重みが感じられて、しみじみする。しかし、鶴瓶師匠は本当に味のある役者だ、俳優業をさせると、よりその人情味に厚みが増す。二枚目俳優ではなく鶴瓶師匠を起用したスタッフの勝ちで、その妻に原田知世の起用も正解、この女優の温度感ってのも不思議で、非常に温かみのある、良い映画だったなと感じた。
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