トムトム

野生の島のロズのトムトムのレビュー・感想・評価

野生の島のロズ(2024年製作の映画)
4.0
こんなん泣くやん絶対。

泣かせの釣瓶打ちをくらわせて強制的に泣かせる映画です。

個人的な泣きのツボが3連打でくるので回避できませんでした。

AIとか機械が人間的な返しをする展開に弱いんです。
「アイアンジャイアント」や「翠星のガルガンティア」、「ガンヘッド」みたいにコンピュータが粋なセリフを言うと無条件で泣けます。

次に血の繋がらない親子関係においての別離に弱いのです。
「スリーメン&ベイビー」とか今でも泣けますもん。

最後に「素晴らしき哉、人生」みたいな思いがけずみんなが助けに集合してくるヤツ。
これが最大のツボで「キン肉マン」でも泣いてしまうくらいです。

この泣かせのジェットストリームアタックをくらって完全に涙腺が決壊しました。

少し泣かせの要素を乗せすぎたきらいもあります。
AIの人間性、子育て、島の動物達の団結のどこかに絞っても良かったかな。

一つ一つの要素が弱まった気がします。

キラリのトレーニングモンタージュは良かったですし、ロズが戦闘ロボに対して五獣拳で対抗するのもジャッキー世代としては燃えます。

ドラマを作るために仕方ないのですが、ロズが割と最初から感情的なのはラストの感動を薄めます。
あと目のシャッターで泣いてるような表情をさせるのはやり過ぎと言うかダメでしょう。
表情は無いのに角度とか陰影で表情があるように見えるような演出の方が好みです。

字幕と吹き替えを両方観ましたが綾瀬はるかの吹き替えはかなりイイと思います。
福くんが意外にイケボでビックリしました。

最近息子とよく映画を見に行きますが、彼曰く今年見た映画の中では「ソニック&シャドウズ」に続いて2位だそうです。
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