赤い風車=フランス語でムーランルージュ
=フランスのキャバレー
「ムーランルージュ」というタイトルの映画は一本ではないですが、この1952年の映画は画家トゥールーズ・ロートレックのお話。
ロートレックの作品に「ムーランルージュ」があることは知っていましたが、彼の出自やこんなエピソードがあった(ほぼ真実だとして)なんて映画を観る前は全く知りませんでした。
名士の生まれであるが、大腿骨に先天的な遺伝子異常を持ち、幼い頃の骨折で足が成長しなかったようです。簡単に言うと超短足。(父と母が近親だったようでそれが理由とも)
しかし生来の明るい性格か、金の面から周囲から気を遣われていたのか、画家として成功を目指して頑張って生きるのです。
しかしその見た目を誰より気にする彼は恋に自信もなく・・
これ、なぜかイギリス・アメリカ製作です。使われるのも英語でなんか変なんですがね、まあ置いておいて・・。
「レ・ミゼラブル」やトリュフォーでも、フランス人ってホントすぐ理屈並べて素直じゃないんですよねー。(偏見)
タラレバはなしですが、ロートレックには同情を禁じ得ません。あとちょっと素直なら、タイミングひとつなのに。
ラストはまた暗い結末を和らげてくれる、いいシーンでした。