(2Kリマスター)
主人公が洗面器を剥き出しでずっと持ってるのが良かった。持たなくなってからが悲しい。
劇伴に郷愁と不安が入り混じっていて、物語が進むにつれて効果も大きくなる。
50年前の映画がアクチュアルに見えるということは、現代社会が半世紀も後退してしまったということに他ならないのではないか。
ワンカットの林檎のリレー。
狂ったラジオのチューニング。
土葬から起き上がる。
寮の管理人の冷たさと優しさ。
カラーだとだいぶ印象が変わったと思うので白黒の意義があった。
エンドクレジットの死体の長回し。