あらなみ

幕末太陽傳のあらなみのネタバレレビュー・内容・結末

幕末太陽傳(1957年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

肺炎を患った佐平次が品川宿の女郎屋で無銭飲食をして居残りになり、お宿に降りかかるあれやこれやをその場の機転でのらりくらりとかわしていくお話。

二枚看板を争う色恋営業のおそめや、雑に客をあしらうこはるに、懐中時計を落とした主の高杉晋作、入れ上げる客などなど、登場人物がいちいちキャラが濃い。
すごい。

最後、肺を患い、不治の病とも言われて女断ちをしている佐平次が、「俺はもっと生きるんだ!」って言いながら海岸沿いを走って消えていく姿はあんまりにも印象的で、ただのコメディ映画かな? って思ってたらそんなんでもないんだろうな、ってのが伝わってくる。

それにしたって、置き屋のみんなが心配。
佐平次、あんなにゴホゴホしてたら、置き屋の人、何人かうつったでしょ……。
あと、若かりし岡田真澄さんの顔面が美しすぎて震えた。
あらなみ

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