なんちゃって社長

港に灯がともるのなんちゃって社長のレビュー・感想・評価

港に灯がともる(2024年製作の映画)
3.8
☆東京国際映画祭(TOHOシネマズ日比谷)で、『清作の妻』を観たとき、並びのスクリーンで当作が上映されてました。新作のプレミアム上映が軒並みソールドアウトの中、当作は満席でなかった記憶。そのポスタービジュアルと題名からも唆られて、封切り時は必ず観ようと思ってました。
☆ただし、実際に封切りになると例によって、鑑賞対象作多すぎて、また生来の優柔不断により、なかなか上映劇場に足が向かなかったのですが、なんとか封切りに間に合いました。シネマジャック&ベティにて。
☆長すぎる前置き!当作、想像と違う映画でしたが、しっかりと神戸という街も主役扱いの映画でした!嬉しいですね。
☆今度、国立映画アーカイブにて小特集「横浜と映画」というプログラムが組まれましたが、映画との相性という点では、断然神戸に軍配ですね。
☆灯が別居した甲本父宅のトイレに籠るシーンはじめ、気迫のある長回しには、少し戸惑いも感じましたが、この映画の主題である(と思います)壊れた心とその再生を示すために必要なシークエンスと理解しました。
☆人間生きとったら、色々あるわなぁ。by山中崇。
☆山中さん、甲本さん、麻生さん、そして伊藤さん、山内すずさんも!そのほかも傍の皆さんが素晴らしい。活きた役を演じてますよね!