人生で見た全映画の中で最もギャグセンスが高い映画かもしれない。
それぐらい面白かった。
ふざけ切ってるし、ギャグセンも滅茶苦茶高い。
感動シーンですらふざける。
それぐらい映画が面白くて笑えるから映画にのめり込めて、終盤滅茶苦茶感動する。
そんな映画だった。
自分の感覚がズレてるのかもしれないけど、万能リモコンに出会う前から主人公はそれなりに家庭的だった。
もっと仕事一辺倒人間だったら、さらに説得力が増したかな。
家族より大切なものはこの世にないってことの。
無駄な時間や一瞬なんてこの世にないってことの。
こういうタイムスリップ系の映画って色々あると思うけど、本作の万能リモコンは本当に万能でぶっ飛んでてふざけ切ってた。
まあ、普通の人だったらあそこまで人生早送りしないと思うし、もしかしたら悪いことに使うかもな。
だからこそこの映画は面白くなってるんだけど。
主人公がハネムーンをキャンセルして仕事をしようとする息子に、命を賭けて家族の大切さを説くシーンは流石に泣けた。
定番の場面ではあるけど。
こういう『アバウトタイム』『素晴らしきかな、人生』系の、人生そのものを説く良作の映画は本当に良い。
定期的に見ると、本当に人生を見直すきっかけになる。
