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憐れみの3章のーのネタバレレビュー・内容・結末

憐れみの3章(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

本当に親切なのはRMF(とRMFにナプキンを渡した店員)だけ
ずっと「謎の男」的存在だったRMFが、最後の最後にバーガーを食べる姿と、「ありがとう」で彼の人の良さがすべて現れた感じがして一気に好きになった
全員顔の上にお面のような別の顔が貼り付けてあるメインビジュアルにも、RMFの姿はない

人間は人の優しさや親切を、いつから、どのラインの優しさから、素直に受け取れなくなるんだろう?
同様に優しくする側も、どこかで見返りを求めてしまったり、相手への恐怖や自己保身のために優しさを選択する。
だからこそ無償で優しくされると裏の顔を疑うし、何か返さなければ、とも思ってしまう、その優しさが大きければ大きいほど、長いほど、力関係、支配関係が出来上がっていく...

結局なんでもやりすぎは良くないし、RMFと店員の間にあったあの瞬間的な優しさくらいならお互いに何も思わなくてちょうどいいのかも...
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