このレビューはネタバレを含みます
うっかり、ついうっかり出来心で劇場に足が向いてしまった。哀れなるものたちでもうヨルゴスランティモスは止めようと思ったはずなのに。R.M.Fなるおじを題材とした3章仕立ての作品、どれも他者への共依存みたいな面が強くて(強すぎて)内臓が冷えるような気分で観ていた。2章めは途中からどっちが"まとも"なのかを探りながら観る感じがあったけどこの作品にまともなひとはたぶんいない。そこが魅力。少なくともあんなビデオは再生しないし録らないので奴も正常ではなかった。ウィレムデフォーのブーメランは何見せられてんだとも思ったけどマスカラ塗ってるみたいなまつ毛が可愛かったのでギリ許せる(?)これスクリーンでみるの耐えられないシーンも多いけど家で見ろって言われたら観ねえよなーとどこか他人事に思った時間もあった。たっぷり染まったエマストーンの奇怪ダンスは抜群。肝の冷えるドライビングもフィーバーしていてアガった。そういえば上映前に流れたブラピとペネロペのCHANELすげー良かった誰か見た人いない?