巷で話題になっているので劇場で鑑賞。
ジャパニーズホラーをタランティーノが撮ったらこんな感じの作風になるのでは?といった感じのある意味ぶっ飛んだ作品だった。
かつてサユリという巨漢の暴力娘がいる家庭が住んでいた中古住宅を購入し、アパート暮らしから脱したサラリーマン家族が引っ越してくる。
引っ越して早々に奇妙な出来事が起こり、やがて一人一人命を失ってしまうという怖いストーリーだ。
やはり白眉は前半のいかにもジャパニーズホラーの形式から一転する所だ。
そして根岸季衣演じる婆さんの振り切れた豹変ぶりが何とも味わい深い。
そして悪霊となったサユリとの対峙する方法が何ともヤクザな駆け引きに吹き出してしまったね。
この作品途中からの転調についてもう少しメディアへの露出が少なければもっと衝撃的だったと思うとちょい残念。
タランティーノだったら金を掛けて趣味の良い70年代ハードロックとか使って仕上げたんだろうなぁと夢想してしまった。