東朴幕院

アビゲイルの東朴幕院のレビュー・感想・評価

アビゲイル(2024年製作の映画)
3.6
誘拐して来た少女が実はヴァンパイアであった….というツイストを前半から開示する展開がユニークなホラー作品。

誘拐団のメンバーがそれぞれキャラが濃くて、誰が生き残るのかという関心と共に見られて楽しんで鑑賞できた。
その誘拐団に『ザ・スイッチ』『アントマン&ワスプ:クワントマニア』に出演しているキャスリン・ニュートンがいるので、最終的に…と思っていたら以外な方向に描かれており、意外性が好感持てた。更には容赦なく『フェニミナ』ばりの沐浴シーンもあり、思わず口を一文字に閉じてしまったよ。

ヴァンパイアがバレリーナである事から随所に『白鳥の湖』が掛かるのも上手く盛り上げに貢献していた演出かと。

一方で、終盤のツイストはやり過ぎ感が出てしまい、序盤の伏線と上手く絡み合っていない印象であったね。
それでも十分楽しめるホラー作品であったね。
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