ダーク魔カスコス

スクワームのダーク魔カスコスのネタバレレビュー・内容・結末

スクワーム(1976年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

🪱スクワーム🪱
〜みんなゴカイって知ってるのかな〜

嵐の影響で高圧電線が脱落、地中に何万ボルトもの電流が流れた!当然地中のゴカイが凶暴化し、田舎もんどもを食い散らかす!

🤣🤣🤣そんなわけないやろ🤣🤣🤣
byニック・タトプロス博士

私は子供の頃によく父親と釣りに行ったのでゴカイには親しみがあるんですが、釣りをしない人にとってはゴカイなんて言われても分からないかもしれませんね。ミミズと何が違うねんと。

噛みます。ガジガジ噛んできます。でも人間を食い殺すかというとそんなわけはなく、キズさえつけることはできません。

本作は本物のゴカイを大量に投入して撮影した、生理的にアウトローなムービーの決定版です。たぶんゴカイさんはめっちゃ死んでるので、倫理的にもアウトローですね🤣一寸の虫にもなんとやらです。

私は前述の通りゴカイは平気なので大して気持ち悪くはなかったです。むしろ久しぶりに会えて懐かしい感覚です。


⚠️以下ネタバレです⚠️


「本物使ったで!」と言ってる割にはニセモノが散見されましたね😅マジでヤバいシーンはそんなにありませんでした。私の感覚が狂ってしまってるだけなのかもしれませんが・・

うごめくゴカイ風呂とかは明らかにニセモノでしょう。本気でいやなのは飲み物にインしちゃってるゴカイさんと、スパゲティの場面です😅


🎬みんな変じゃね?
この映画に出てくる人物、ロジャーを筆頭にみんなちょっと変わっていて、見ていて微笑ましかったですね。

ロジャーもジェリーもなんか変なヤツで、彼氏はどんなやつかなあと思っていたら、バリッバリのナード臭のする都会っ子じゃないですか。こんなやつらで大丈夫か?とモンスターパニックの登場人物としては頼りなさげで不安になりました(笑)

だがそこがいい🫵他の作品と違っていて新鮮です。

でも彼氏のミックは見かけとは裏腹にかなり頼りになる奴でしたね。レントゲン写真を見るために不法侵入するとか、アクティブすぎるやろ。


🎬リック・ベイカー
彼の特殊メイクが炸裂してましたね。ロジャーの顔にゴカイがインする場面の出来に感動しました。

ただぶら下がってるだけじゃなくてちゃんと動いてたのがすごい!今のCGにはない味わいがありますね。


🎬ロジャー
なぜ彼だけゴカイに適応してゴカイ人間になってるんですか?最終的には手足を使わずイモムシのようにウネウネはってくるんだから爆笑です🤣

ゴカイに食われながら森に逃げていったのに、ジェリーはそのことをガン無視してしばらく話題に上がらなかったのも笑いましたね。不憫な男よ。


🎬定番のクズ保安官
この手のモンスター映画では、町の責任者がクズで主人公の言い分を聞かないのが定番ですよね。そこをなんとかしようと主人公が奮闘するわけです。

本作の保安官も安定のクズでした。しかし、主人公ミックは違った。

保安官が言うことを聞かなければ、普通は自力で何とかしようとするのですが、ミックは町のことはもうどうでもいいらしく、自分たちのことだけ何とかしようとします。斬新やな!🤣

最終的には木の上で一夜明かして、自分たちだけ助かってハッピーエンド!町の住民は全滅です🤣🤣


ジェリーの妹も生き残ってましたが、あいつはあいつで今後の人生が心配なくらい変なヤツでしたね。