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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのsinginggizmoのレビュー・感想・評価

4.0
コメディ作品として終始おもしろくて楽しかった。
チャニング・テイタムはコメディ演技がうまくて安心感。
真面目で頑固ゆえに、天然で面白くなっちゃうキャラがはまっていて、冒頭のガス漏れ爆破シーンから爆笑。
無傷なのかよ!
チャニング・テイタムならありだな(笑)

スカヨハ演じるPRマーケターのケリーは、口のうまさやセクシーさを売りにしていても古さや嫌味がなく、ユーモアある強い女性で好感がもてる。
60年代っぽいカラフルな衣装がとても似合ってかわいい。

NASAで働くエンジニア達は、やたらに意識高く夢を語るなんてことはなく、淡々と業務に勤しんでいる感じが良い。
実体はそうなのかもしれないけど、結局その姿をそのまま見せられても人の心は動かないから、PRで良いイメージを作り上げ、そして完全にフェイクまでいかないまでも誇張されたドラマに自分も踊らされてんだなーと思う。
良くも悪くも。

序盤から何度も登場する黒猫を追いかけるシーンがちゃんと振りになってて、ラストにこんな形でいかされるとはー…と感心するとともに、笑えてほっこり大満足。
最後はフェイクでなく本物で納得させる。

最近、猫ちゃんが重要な役割を果たす映画がやたら多い気がするが気のせいかな。
それに関しては嬉しい限り。

落雷による停電で上映が中断する、という経験を初めてした。
それもまた良い思い出。
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